事業内容Business

ナノゲルデリバリーシステムとは

HanaVaxは、「次世代型経鼻ワクチン」の開発を行う創薬ベンチャーです。呼吸器感染症に対するワクチンは、全身系の免疫に加えて、病原体の侵入門戸である呼吸器粘膜に「粘膜免疫」を誘導できる経鼻ワクチンがもっとも有効なワクチンと考えられています。ナノゲルとは既にヒトでの安全性が確認されているコレステロールプルランのことで、カチオン化することにより、さらに効果的に粘膜免疫を誘導する事が出来ます。ワクチン抗原単独またはアジュバントとともにナノゲル内封入し、経鼻投与を介して粘膜に導入することで、ワクチンおよびアジュバントを効果的に免疫担当細胞にデリバリーすることで、全身系及び粘膜系両方の免疫を誘導できるシステムです。カチオン化ナノゲルに封入されたワクチン・アジュバントは、容易に上皮細胞に取り込まれます。カチオン化ナノゲルは人工分子シャペロンとしてワクチンの構造保持に働き、上皮細胞基底膜下の樹状細胞にワクチン抗原を効率よくデリバリーすることで抗原を免疫系に効果的に提示し、強力な免疫応答を粘膜系と全身系両方に誘導します。つまり、カチオン化ナノゲル経鼻デリバリーシステムは、ヒトが有する二段構えの防御免疫を惹起し、感染症の発症を予防します。

事業モデル

HanaVaxの事業モデルは、当社または国内外の企業・大学・研究機関等が開発したワクチンシーズ(抗原、アジュバント)をHanaVaxのカチオン化ナノゲルシステムに組み込み、前臨床、初期臨床試験までを行い、後期臨床試験からは国内外の製薬会社に開発製造販売権をライセンスし開発を委ね、そのライセンス先製薬会社からライセンス収入を得るものです。 一般に医薬品開発は10年以上かかりますが、各国の当局の製造販売承認を得て上市される前でも、ライセンス先製薬企業から開発進捗に応じたライセンス関連収入を得て開発を継続することができます。

HanaVaxはそれぞれナノゲル研究と粘膜免疫研究の草分け的存在の京都大学秋吉一成教授と東京大学清野宏教授との10年にわたる共同研究から、現在、新規の肺炎球菌の経鼻ワクチンの開発を進めています。HanaVax設立とともに知的財産戦略ネットワーク(株)、東京大学・京都大学、アラバマ大学から特許の独占的実施権の許諾を受け、肺炎球菌経鼻ワクチンの前臨床試験を実施、企業治験に用いる治験薬の製剤化検討、早期臨床試験までを自社または共同研究で行う予定です。同時に肺炎球菌以外の呼吸器・性器感染症ワクチンの開発研究を国内外の企業・大学・研究機関との共同研究を通して遂行する予定です。

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